ねことわたしと

猫との暮らしあれこれ。

トルコから日本へ《前編》

トルコから日本へ猫を連れて行く人はそうそういないとは思いますが、自分への覚書として、今回帰国を決めてから帰国するまでのプロセスと注意点を書いておきたいと思います。

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日本に向かう前日のショット。
感づかれないように準備するも、私の動向を怪しむちゃー坊。顔が恐いよ。

 

2013年に日本からイスタンブールへ引っ越した際に、私はうちの猫たちに『海外から日本に戻る』準備は全くせずに出国しました。
けれどイスタンブールで生活するにつれ、万が一のことを考えていつでも出国できる準備はしておいた方がよいかも、と思うようになり、その準備を始めました。

 

まず第一にしなくてはならないことは、マイクロチップの埋め込みです。
日本の場合、マイクロチップの埋め込みと1回目の狂犬病の予防接種は同日に行えますが、それを認めていない国もあるため、うちの猫たちは1回目の予防接種を受ける前にマイクロチップを埋め込みました。

 

そして次にすることは、狂犬病の予防接種と抗体検査です。

 

うちの場合、日本を出国する前に狂犬病の予防接種をしたのですが、そのときにマイクロチップを埋め込んでいなかったため、トルコでマイクロチップを埋め込んだ後に、間を開けて2回狂犬病ワクチンを接種し、2回目の予防接種から少し間を置いて、狂犬病の抗体検査を受けました。

 

このときの検査が規定値を満たしていた場合、それが証明された日から180日間の待機期間があります。
つまりですね、「狂犬病にかかっていないよ」ってことが証明されても、180日間は日本に入国することは出来ません。
日本は狂犬病が発症していない、いわゆる『清浄国』なので、外から入ってくる動物の検疫については、世界で一位、二位を争うほど厳しいのです。

 

この抗体検査は1度受けると2年間は有効。
ずーっと有効にしておくには抗体検査結果の有効期限が切れる前に再度検査を受けなくてはなりませんが、1度目の予防接種より一度も途切れることなく予防接種を期限内に受けていれば、抗体検査結果の有効期限が切れたとしても、書類を提出するまでに検査を受けて抗体値が基準値を満たしていれば問題ありません。

 

① マイクロチップの埋め込み(1回目の狂犬病の予防接種を受ける前日より前)
② 狂犬病の予防接種(2回もしくは継続的に)
③ 狂犬病抗体検査(抗体値0.5IU/m以上で待機期間の180日が経過済み)

 

以上の3点を満たしていれば、いよいよ日本への帰国が可能になります!

 

長くなるので続きは後半に。

 

狂犬病の予防接種について思うこと=
うちの猫たちはdefensor 3という狂犬病ワクチンを接種していたんだけど、このワクチン、アメリカではその有効期間は3年間と言われている。
けれどトルコではこのワクチンの有効期限は1年とされていて、毎年有効期限が切れる前に追加接種をしないと、また2回ワクチンを打って、抗体検査をしなくてはならない。
私はワクチン接種についてはちょっと神経質で、必要がなければ接種させない。
トルコに来てからそれまで健康だったチイやミイが急激に体調を崩したのも、ちゃー坊の口内環境が悪化したのも、もちろん環境の変化も一因であったと思うけれど、ワクチン接種もまたその一因であったと思ってる。
みなさんも、予防接種は慎重に。

 

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