ねことわたしと

猫との暮らしあれこれ。

猫という生き物を知る《その2》

前回書いた面白い記事とは、これ!

ライオンの食生活

 

家猫と野生のライオンを比べても、、、と思われる方がいるかもしれません。

そうかもしれませんが、家猫もライオンも同じネコ科の動物。

大きささえ違えども、前回のブログで紹介したナショナル・ジオグラフィックの記事でも紹介されていたように、今でも野生のDNAを受け継ぐ家猫には、身体も野生の猫と大差ない機能を今でも尚受け継いでいるのでは、と私は思うのです。

 

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(3年前のちゃー坊の大あくび。歯があるー。なつかしー)

 

野生の世界では、動物は家猫のように毎日食事にありつけることはありません。

狩りも毎回成功するわけではなく、百獣の王と言われるライオンのその成功率は、なんと20〜30%なのだとか。

ましてやライオンは群れで生活する習性がありますから、群れのみんながお腹いっぱい食べられる、、、なんてことは中々ないことだと思います。

 

上で紹介した『ライオンの食生活』によると、野生のライオンは小さいグループなら3日おきに狩りをして食べているそうですが、単独で行動するトラにいたっては、狩りも単独でするため一度獲物を仕留めたらお腹いっぱい食べることができますが、その後は1週間から10日の間、食べずにいるのが普通なんだそうです。

 

この食べない、つまり『空腹』であるということは『内臓を休めるため』に、生物にとってはとても重要なことなのです。

 

昔々、ミイやちゃー坊が下部尿路結石という、尿中にストラバイトという結晶が出来てしまう病気を患ったときこの病気について色々と調べたのですが、その原因は尿のpHがアルカリ性に傾くから、ということでした。

 

尿のpHは、食後にはアルカリ性に、空腹時には酸性に傾きます。

もちろん体質も関係していると思いますが、満腹と空腹のメリハリをちゃんとつけ、その個体に合った適切な食生活を心がければ、下部尿路結石はかなり高い確率で予防できると思います。

 

しかしながら、いつもご飯を食べられる状態にしておくと、猫の尿は常にアルカリ性に傾き、ストラバイト結晶が形成されやすい環境を作ってしまうことになります。

 

うちの2匹がこの病気にかかったとき、うちではまずご飯を出しっ放しにすることを止め、朝晩の食事の時間を決め、食べない場合は片付ける、という方法に切り替えました。

食べムラのある子(キミのことだよ、ちゃー坊!)は最初こそそのペースについて行けませんでしたが、『その時間しか食べられない』ということを学習すると、決まった時間に食べるようになりました。

 

そして当時は、半日断食、一日断食も毎週のように行っていました。

 

これは健康な場合なので、口内炎で食べたくても食べられない今とは状況は違うかもしれません。けれど身体に不調があるときも、絶食して内臓を休め、エネルギーは出来る限り回復のために使う、ということも、本来動物に備わった自然治癒能力だと思うのです。

 

ちゃー坊は口内炎の症状が重くなってから思うように食べれず随分痩せてしまいましたが、一応は食べているので、この場合の『痩せる』ということも、もしかしたら一つの『動物の知恵』なのかもしれません。

また暗くて静かで涼しいところに行きたがるのも、外部からの刺激(=ストレス)を軽減させ、体温を低めにすることで、代謝エネルギーを落としているのかもしれません。

 

気休め、かもしれませんが、介護にあたる飼い主がどんな形でもよいから、希望を持つことが何より大切じゃないかと、思います。

私はこうやって猫を違う側面から見ることで、気持ちが前向きになりました。

 

同じ状況のみなさん、頑張りすぎずに、加減しながら猫さんたちをサポートしていきましょう。

 

 

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猫という生き物を知る

ちゃー坊の口内炎が悪化して2ヶ月余り。

 

そして鎮痛剤や抗生物質の投与を止めて1ヶ月半。

 

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(写真は病気とは無縁のつー。変な格好だし、ソファーがもはや爪とぎと化している。
「若いですから、わたし。」by つー)

 

食欲は相変わらず、食べたり、食べなかったり、食べる量も、たくさんだったり、ちょっとだったりと不安定ではありますが、何かしら口にしてくれています。

身体の状態も短いスパンで見るとあまり変化が無いように見えますが、1ヶ月前と比べると大分良くなっているように思います。

 

と、こんな風に一応冷静っぽく書いていますが、食べたり、食べなかったり、食べても量がほんのちょっとだったりと、来る日も来る日もそんなことと向き合っていると、ほんと気持ちもアップダウンして、正直精神的な消耗が激しいです、、、

しかももともと喜怒哀楽がはっきりとしている性格なので、尚更、、、(涙)

 

そんな中、『猫の難治性口内炎』という掲示板を見つけて読ませていただきました。

この症状に苦しむ猫さんを持つ飼い主さんの悩みはほぼ私の悩みと共通していて、それを読んで肩の力が抜けました。

誰しも食べる・食べないで一喜一憂し、食べてくれないとやっぱり焦ってしまうのです。

 

食べてほしいという気持ちがついつい強くなり、それが猫にとってもプレッシャーになってしまうことも冷静になれば分かるのですが、つい頑張りすぎてしまうと、頑張りの加減を見失ってしまう。

分かってはいるのですよ、頭では。でもね、心がついていかない。

『食べる』ということは、『生きる』ということですから。

 

ちゃー坊の場合は、ホメオパシーで治療をしているということもあって、やはり好転反応が出てくると、期待する一方で、症状の一時的悪化で不安になることもしばしば。

(鎮静剤をつかってしまおうか、、、)と思ったことも、正直あります。

痛みと向き合っている姿は、それほどまでに痛々しく、何もできずただただ「大丈夫だよ」と身体をさするくらいしか出来ない自分の無力さが悲しかったり、悔しかったり。

 

なのでここで、ちょっと頭を切り替えて、猫についてもうちょっと深く調べてみよう!と。

口内炎についてや、その治療法などについて調べることも大事ですが、そもそもその症状を患っている猫さんとはどんな生き物で、どんな能力を秘めているのかを、もっと知ってみよう!と思ったわけです。

 

生物の自然治癒力を信じるなら、まずはそこを納得行くまで知ることも一つです。

 

そんなときタイミング良く、ナショナル・ジオグラフィックが興味深い記事を紹介していました。

natgeo.nikkeibp.co.jp

 

これを読んで、やっぱりね、と思った方も多いはず。

人に対して従順な犬に対して、猫は中々人の思い通りに行かない生き物。

だからこそ、品種改良も犬ほど進まず、DNAも野生の時代のものを今でも受け継いでいるのかもしれません。

 

そして更に面白い記事を見つけましたが、

これについては長くなるので、また次回。

 

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好転反応を一つ一つのりこえていく

ホメオパシーの治療で苦労するのが、好転反応

 

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前回「ちゃー坊のバイタルフォースを信じる!」と書いたものの、

食べない、

飲まない、

引きこもって、

具合悪そう、、、

 

そんな状態が続くと、

見ているこちらも辛くなり、

やっぱりね、心が痛むのです。

 

実は前回のブログを更新した直後から、

丸2日間、食べなかったのです、ちゃー坊。

 

その前にあった一度目の好転反応のときは、

少なくても一日大さじ1、2杯のご飯は食べてくれていて、

ホメオパスの先生からも

「体重の維持はできないけど、少しでも食べていれば大丈夫」と励まされ、

毎日ハラハラしながらも、どうにか乗りこえました。

 

けれど今回は一口も食べない。

しかも丸二日、、、。

 

ただ食べない割には衰弱している様子はなく、

昏々と眠る、眠る。

 

再び大量のよだれが出て、

見た目はそりゃ悲惨でしたが、

食べなくなってから3日目にようやく少量を口にしてくれたときは、

家中にひびくような、大きな安堵のため息が出たほど。 

 

ホメオパシーの治療は、

じっと待つことが必要です。

 

痛みで食べられないのなら、

鎮痛剤を使って痛みを緩和すれば

食べられるようになるかもしれません。

けれどそれは、

対処療法でしかなく、治癒には繋がらない、

私はそう思って鎮痛剤の投与を止めたのです。

 

ホメオパシーでは、

病い=身体の不調は

決してイヤなものではなく、

その人が本来持つ健康を取り戻すためのもの、

そう考えています。

 

頭が痛かったり、

胃がムカムカしたり、

肩が凝ったり、

夜眠れなかったりなどの身体的症状もですが、

イライラしたり、

不安になったり、

人と会うのが怖くなったりなどの精神的な症状も、

すべてが身体の不調を訴える『声』なのです。

 

そしてその『声』には必ず『根っこ』があります。

 

だから、その声はとても『ありがたい』こと。

 

ちゃー坊はもともと偏食の傾向が強い子なのですが、

具合が悪くなるとその傾向が更に強くなります。

 

昨日は食べていたお刺身を今日は食べなかったり、

あれほど嫌っていたスープを今日は食べたりと、

嗜好がとても変わりやすい。

 

正直、もうぅーーーーーっ!って何度思ったか分かりません。

それをホメオパスの先生に言うと、先生は笑いながらこう応えました。

 

「分かります。

でも目の前で起こることには全部治癒のヒントが隠されている。

それに注意深く耳を傾けて、何が起きているかよく観察してごらん。

そして引き続きちゃー坊が好きそうな食べ物を探すこと。

グリルしたチキン、鰹のフレーク、

スモークサーモンは試した?クリームも好きかもしれない。

ドライフードが好きなようだけど、ドライフードには『生命力』がない。

だからなるべく加工されていないものを、工夫して与えるように」

 

ちゃー坊は今は二度目の好転反応を乗り越え、再び食べています。

 

※絶食について補足です。
うちではかつて猫たちが健康なころ、半断食や一日断食を定期的に行っていました。 
健康な動物にとって断食は、内臓を休めるためには有効だと思いますが、これはその個体が普段どういったものを食べているか、また健康状態はどうなのか、ということも大きく関係してきます。
全ての個体に、断食や私の今回の選択肢が正しいわけではありませんのでその点はどうぞご注意ください。

 

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なかなか浮上せず

5月10日、21時。

 

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手術から家に帰ってきたちゃー坊は

まだ麻酔の成分が身体に残っている影響で、

ふらふらしながらも、

家の中を歩き回る、

水を飲みたがる、

挙げ句の果てには、

ご飯をほしがる。

 

考えてみたら、

手術の2日前から食べたくても食べられない状態が続き、

このとき、麻酔で痛みが緩和されて、

すごくお腹が空いていたことを思い出したのだと思います。

 

でも口から流れ出る大量のよだれと、

歯が無くなってしまったことで上手に食べれず、

ちゃー坊は食べているつもりでも、

口元からぽろぽろこぼれ落ちてしまう。

 

獣医さんからは、

ご飯はスープ状のものを、と言われたのですが、

ちゃー坊、スープはお気に召さず。

スープよりもうちょっとドロッとした形態のものがお好みだったらしく、

しばらくはそれを食べてくれていました。

 

しかし手術から3日後。

また食べなくなったのです。

 

想像するに、

身体的、そして精神的ストレスにより、

身体全体の免疫力や生きる力が落ちることで、

手術の傷や、口腔内の炎症の回復が遅れている。

 

ちゃー坊は見た目も行動も子どもっぽいですが、

でもやっぱり身体はそれなりに年をとり、

また警戒心が人一倍強く緊張しやすい性格も、

ストレスとなって、身体に大きな影響を与えているのでしょう。

 

術後にホメオパシーのレメディを投与したため、

その効力をしばらく観察しましょう、とホメオパスの先生から言われ、

手術直後の初めてのセッションで告げられたレメディはおあずけ。

 

けれどその後一向に食欲も戻らず、

このままでは、衰弱によって更に回復が遅れると、

手術から4日目、

鎮痛剤を5日間、注射することにしました。

 

食欲は戻り、

術後のレメディの効力も出きったころだろうと、

鎮痛剤の注射が終わると同時に

ホメオパシーのレメディ投与を開始しました。

 

ちゃー坊はとても敏感なため、

1回目のレメディを投与した翌日には、

あれ?という反応がありました。

ただそれも不確かだったため、

翌日にもう一度レメディを投与したところ、

前日と同じ症状が認められたため、

そこで一度投与を止めました。

 

ご存知の方もいると思いますが、

ホメオパシーの治療では、

よく『好転反応』といった現象が起こります。

 

これは身体の不調(=病気の症状)を薬などで抑圧した場合、

ホメオパシーのレメディがバイタルフォース(生きる力のようなもの)を刺激し、

抑えていた症状が再現される、と言った形で起こります。

 

ちゃー坊の場合も、

口の不具合を、

麻酔や抗生剤、鎮痛剤などを使って抑え込んでいたため、

レメディの投与によって、抑えていた不具合が再現されました。

 

以前診たクライアントさんで、

好転反応が怖くてホメオパシーの治療を受けることを躊躇した、

とおっしゃっていた方がいましたが、

ケースによってはうなずけるものも多く、

ちゃー坊の場合も、

もし私がホメオパスでなかったら、諦めていたかもしれません。

 

ちゃー坊のバイタルフォースを信じる!

このとき、そう決意し、覚悟を決めました。

 

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抜歯手術、再び。

「残っている歯、犬歯も前歯も全部抜くしか方法がありません」

 

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そう耳にしたとき、

途方に暮れてため息しか出ませんでした。

 

いつですか?と聞くと、明日、と先生。

いや、ちょっと待って、2日連続で全身麻酔って、、、。

 

ちょうどその診断をされたとき、

かつてお世話になったホメオパス獣医の先生と連絡がついて、

その翌週にセッションを受けることになっていました。

 

抜歯したくはないけれど、

でもしなくてはいけない場合でも

少しでも先延ばしにしたい。

 

先生にもそう話し、

もし痛みが戻って来た場合には

鎮痛剤を使って対処しましょう、ということになりました。

 

しばらくは

麻酔の副作用で痛みが誤摩化されていましたが、

それが抜けて来た頃やはり食べなくなり、

口径で鎮痛剤を使うことになりました。

 

先生は「(口径投与は)簡単だから」と言いましたが、

正直内心、

甘い!って思いました、私。

 

ちゃー坊は本当に投薬が難しい子で、

かつて日本でも獣医さんの目の前で、

今口に入れられた薬を、

ぺっ、

と吐き出したことがあります。

 

またホメオパシーのレメディを投与するときも、

口の脇からそっと入れようとするも、

シリンジの先が口元に触れただけで、猛ダッシュで逃げる。

 

先生からは1ccと言われても、

いつも口にはいるのは数滴。

 

口に違和感がないときでもそうなのですから、

口に違和感のある今は尚更むずかしい、、、

 

案の定、

ちゃー坊はその日診察室で大暴れで、

ちゃー坊は先生を引っ掻き、抱えていた私をがぶっ!

 

痛かったけれど、

それよりも何より

ちゃー坊に過度にストレスを与えてしまったことの方が心配でした。

 

家に帰ってすぐにホメオパシーのレメディを服用したものの、

噛まれた箇所はみるみる腫れ、

痛みもズキズキとどんどん酷くなり、

感染症の疑いで病院へ行くことに。

 

病院で破傷風の注射を打ってもらい、

友だちから勧めてもらった『キュウレイコン』を毎日湿布し、

『ここ腐っちゃうんじゃないの?』と思うくらい

患部は黒く変色し、中から何か分からない液体が、、、

それでも日毎に腫れは引き、

同時に痛みも引いていきました。

それでも完治するのにおよそ2週間かかりました。

 

恐るべし、ちゃー坊。

 

けれど、残念なことに

これほど苦労して投与した鎮痛剤が、

ちゃー坊には全く効かず、

ちゃー坊はまたまたまたまた、

食べたいけれど食べられなくなってしまいました。

 

もう投薬も手術もいやだ、

ホメオパシーの治療を待ちたいけれど、

それまで一体どうしたら、、、

 

そのとき、

ちゃー坊のことで相談をした

あるホリスティック獣医さんに言われたのです。

 

望んでもできない治療のことばかりを考えずに、

今できる最善をする覚悟が必要、と。

 

今できる最善とはなんだろう。

 

それは

ちゃー坊の口の不快感を少しでも早く治すこと。

 

ホメオパシーの治療を待っても、

すぐに効果が出ないかもしれない、ということも考え、

悩みに悩み、

全ての歯を抜歯する手術を受けさせることにしました。

 

美味しいご飯を用意して待っていますので、

よろしくお願いします、

そう言って、ちゃー坊をお願いしました。

 

5月10日のことでした。

 

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そして、抜歯

歯石除去から1ヶ月。

再び口を痛がるちゃー坊を獣医さんで診てもらいました。

 

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先生から出された結論は、

抜歯。

それも両側上下全ての奥歯を抜歯する、というものでした。

 

3月に3週間、

日本に一時帰国する私にそれを先延ばしすることはできず、

2月の始めに奥歯を全て抜歯しました。

 

その後、経過は順調で、

口の中の不快感から解放されたちゃー坊は、

窓辺に来る鳥に興味を示したり、

食欲の塊のようなつーに負けないくらい、

ちゃー坊のお皿はいつもピカピカでした。

 

そんなちゃー坊を見て、

私は安心して3月初めに日本へ発ったのですが、

それから間もなく留守を預かってもらっている友だちから、

「ちゃー坊、また口が痛いみたいです、、、」と連絡が。

 

幸い食べているとのことだったので、

イスタンブールに戻ってから術後の経過観察のために連れて行くと、

やはりまた歯茎と口の奥が炎症を起こしているとのこと。

 

長期間効果が期待できるステロイドを注射しましょう、と言われ、

躊躇したものの、お願いしました。

 

これから書いていきますが、

私はホメオパスでもあり、

うちの猫たちも大概の病気はホメオパシーで治してきました。

 

また緊急で獣医さんにかかり抗生物質を使ったことも、

数えるくらいしかありませんでした。

 

なので、このときステロイドを使うことに抵抗があったのですが、

実はこのとき、

長男猫のミイの具合がとても悪く、

ちゃー坊のケアを十分にする精神的余裕が私にはなかったのでした。

 

ミイがそれからしばらくして空に還り、

私は心にぽっかりと穴があいたかのような毎日を過ごしていたのですが、

ステロイドを注射してから3週間後、

ちゃー坊は再び口を痛がるようになり、

痛みからか、今度はほとんど食事を食べなくなってしまいました。

 

ミイを失ったばかりで、

ちゃー坊まで、、、と必死でレメディを投与したり、

これまで効果があったと言われたサプリを試そうにも、

投薬がとても難しいちゃー坊は

効果があると言われている量には全く及ばない量しか口に入れることができず、、、

 

一度は自力で食欲が回復し、

良かったーと安心したのも束の間、

その1週間後に再び食べなくなりました。

 

獣医さんに連れて行き、

その日から2日間鎮痛剤を使って食欲を戻し、

3日目に鎮静をかけて口の中を再び良く診ましょう、と言われましたが、

ちゃー坊は現在13歳、しかも14歳に近い13歳。

そしていわゆる高齢です。

そんな高齢の子に、こんなに頻繁に全身麻酔を使って大丈夫なんだろうか。

 

しかし極度の恐がりのちゃー坊には、

それ以外の方法で口の中を診ることはできず、

大丈夫、心配しないでください、

という先生の言葉を信じるしかありませんでした。

 

その結果、

残っている犬歯と前歯も全て抜歯するしか方法はないと言われました。

 

もうどうしたら、どうしたら。

途方に暮れたことを、今でも思い出します。

 

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異変

ちゃー坊の口の異変に初めて気が付いたのは、

チイが亡くなった直後の2014年8月。

 

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そのときは口をくちゃくちゃしたり、

歯ぎしりのようなことをするだけで、

その後その様子が悪化したり、頻発することもなかったので、

「歯に何かはさまったのかな?」くらいにしか思いませんでした。

 

しかし、

それからおよそ8ヶ月後の2015年4月。

この日は午後から旅行に行く予定でした。

 

うちはご飯は手作りで、

出発前にご飯をと準備している私の元へ

「お肉をちょうだい!」と

いつものようにねだりにやってきたちゃー坊に

小さく切ったお肉をあげました。

 

もぐもぐ、もぐもぐ。

 

ここまではいつもの光景でしたが、

その直後に突然口を痛がるように「ぎゃっ!」と叫んで飛び退き、

激しく口元を掻きむしり始めました。

 

どうしたの、ちゃー坊!

 

さすってもさすっても治まる様子はなく、

たくさんのよだれを流しながら、

時折不快感を訴えるような声をあげながら、

その場その場から逃げるように走っては立ち止まり、

激しく口元を掻きむしるちゃー坊。

 

一体何が???

血の混じったよだれを流しながら、

恨めしそうに私を見つめるちゃー坊を見て私も半ばパニックになり、

旅行を取りやめようかと思ったほど。

 

けれど、これもその後治まったようで、

留守を預かってもらった友だちからは、

夜は普通にご飯を食べていたと連絡がありました。

 

その後も時折口を痛がるようなことはあっても

このときのように口を掻きむしったり、

大量のよだれを流すこともありませんでしたが、

口の中をチェックすると、

奥歯に歯石がびっしり。

歯茎も赤く腫れていました。

 

恐らくこれが原因かも、と

ご近所さんで猫を飼っているお宅に勧められた獣医さんにかかりましたが、

その先生は、

歯石除去はするけれど、

万が一抜歯などの処置が必要な場合はできないと言われ、

口コミから手術の評判の良い獣医さんにかかることにしました。

 

そして、

2016年12月に歯石除去をすることに。

 

そのときに、

「歯やその他に問題はない。歯茎の炎症もすぐに治まる」と言われ、

 「これでもう大丈夫」と安心したのですが、

その1ヶ月後に再び口を痛がるようになりました。

 

歯肉炎と口内炎が同時に発症したのです。

 

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