完食の毎日
ある日のご飯。
お肉:七面鳥
副菜:厚岸草、白木耳(パウダー)、卵黄
その他:オリーブオイル、卵殻と黒ごまを摺ったもの、チアシード
ななめ右の白っぽい固まりはギー
しばらくは色々入れると食べなかったんですが、最近は色々入れても大丈夫。
でもときどき、「あ?何か入れたでしょ?」って顔するときは、大好きなドライ納豆をパラパラしてあげると「ふふん♪」的な感じで食べてくれます。
チアシード、便秘対策に入れているんですが、そのお陰か、排便の量もペースもいい感じです。
ちゃー坊のように尻尾が短い子は、腰椎が足りなかったり、奇形があったりという子が多いらしく、そういう子は腎臓や便秘の問題が起きやすいようです。
それに14歳っていう年齢もそういうお年頃です。
グルーミングも盛んにしていますよー
元気になって我に返ったら、「あ、ボク、結構きったない、、、!」って気がついたのか、せっせせっせとグルーミングしてます。
またフエルト状になったところは一生懸命口で引き抜いている模様。
結構ハサミで切ったりして取り除いていたんですが、それでもありますねー。
一昨日くらいかな、ベッドの上に盛大に毛玉を吐いてくれましたよ(笑)
歯がなくなった分、痒いときに歯でカチカチできなくなってしまったし、グルーミングもご飯を食べるのも今までより時間がかかってしまいますが、食事に関してはゆっくり時間をかけて食べる分、吐かなくなりました。
ちゃー坊、いつもがっついていたんで、だだーーーっ!と食べてはリバース、、、なんてことはしょっちゅう。
つーもちゃー坊に一目置いているので、ご飯の横取りは『堂々』とはしません(笑)
思いっきりあくびをして、
食べたいものが食べられて、
好きなところでのびのびと寝ている姿をみていると、
ホント、よくがんばったねぇーと、嬉しくって一日に何度もちょっかい出しては、「おかあさん、しつこいよっ!」って顔されてます。
ほんと、よかった、よかった。
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再生したかな
カシュでのお休み効果か。
ちゃー坊の状態が安定してきました。
今までも何度か「もう大丈夫なのかも」って感じさせられたことはあったのですが、何だかね、今ひとつ、、、な感じだったんです。
食欲はあるんだけど、いつものちゃー坊じゃないっていうか。
魂、みたいなものを感じられなかったんですよね。
でも今回は今までとちょっと違うんです。
実は、前回弱音を吐いたとき、ホメオパシーのセッションがあったのですが、そのときいっぱいいっぱいで涙涙の私&だるそうにしているちゃー坊を、先生はパソコンのモニター越しにしばらくじーっと見つめて、こう言いました。
ちゃー坊、ハッピーじゃなさそうだね、、、
もし今回使うレメディでちゃー坊がハッピーにならないようなら、痛み止めを使うことにしよう。もちろん痛み止めは治癒の妨げになるから使いたくはない。けれど何より、レメディの力を借りても浮上できず、ちゃー坊に苦しい思いをさせているのであれば、その選択も致し方ない。病気を治すのはホメオパシーでも私(先生)でもない。それを実現できるのはちゃー坊だけ。主役のちゃー坊をまずはハッピーにしないと、治療も難しい。
その日から3日間、という時間を決めてレメディの投与を開始したところ、翌日から躊躇いならも食べるようになり、その日から10日余りたった今ではほとんど躊躇することなくご飯を食べています。
今朝なんて、元気なときのように、トライプや乾燥木耳を混ぜた七面鳥も完食。卵黄もきれいに食べてくれました。
便秘に良さそうなチアシードも大丈夫そうなので、これから色々な食材を様子をみながら少しずつ追加していこうと思っています。
そして更に驚いたことに、食後に顔を洗ったり、昨晩は毛繕いもしていたんですよー
口の中の違和感はまだ少しあるようで、時々口を引っ掻いたりしていますが、そんなときに汚れた前脚も、自分できれいにしています。
もうなんというか、今までは当たり前のように目にしていたことの一つ一つがとっても愛おしくって、そういうちゃー坊の姿を見て、じーんと涙ぐんじゃいました。
涙腺、弱くって、困りますなー、ホント。
このことをちゃー坊のことを心配してくれている友だちの一人に話したら、「再生したかな」と、友だち。
まさにその通り。
2017年8月28日は、ちゃー坊の再生記念日です💖
手術をしてくれた獣医さんに口の中の状態を診てもらわないことには判断はつきませんが、ちらっと口元を見てみたところ、今までのような赤さがないし、大きなあくびも普通にしてる。それもあって、このままこの病気が成仏する可能性は大きいと、今回は感じています。
ただ難治性口内炎は免疫力が低下すると出てくる可能性もあります。
それを予防する一番の方法は、免疫の強くしてくれる食事だと、私はそう強く信じています。
やっぱりね、ローマは一日にしてならず、と同じく、健康な身体も毎日の積み重ねによるものが大きいと思います。
ちゃー坊が食べるようになった今、配膳係のわたしはちゃー坊とつーがこれからも健やかで幸せであれるよう、命が喜ぶご飯づくりを楽しみたいと思います。
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お休みしましょう!
この週末は息抜きに、地中海の町、カシュへ。
結論からいいます。
みなさん、お休みした方がいいです。
特に、毎日をいっぱいいっぱいで生きている方。
ちゃー坊の介護が始まってから、私はいつも全力投球で、ほとんどの場合それが行き過ぎて、やがて崩壊。
その都度友だちから、「お休みした方がいいですよ」と言われ続けたものの、とてもとても家を留守にすることなんてできないし、どこかへ行ったとしても、離れているちゃー坊のことが気になって楽しむことなんてできない、そう思っていました。
もちろん、すごく状態が悪いときはそうかもしれません。
でも、ちょっと落ち着いたときに、いつもの日常から離れて、一人でのんびりと過ごすことは、とても大切なことだと、今回つくづく感じました。
『休む』という字は、人が木に寄りかかっている様を表しています。
その様子を想像したとき、2012年の秋に訪れた極東ロシアのタイガで生活をするウデへ人の猟師さんたちが言っていたことを思い出します。
猟で何時間も野山を歩き疲れると、僕らは木に寄りかかって休息する。
何故木なのか。それはタイガの森の木からエネルギーをいただいているからなのさ。
そして、命名字解というブログによると、
『木』は不動のものでありながら鋭気を蓄え成長し続けるものであり、人が動きを止めて『木』のように鋭気を蓄えることが『休』の字義である。
なるほど!
自分が病気だったり、介護する立場だったりすると、旅行に行ったり、楽しんだりすることを『不謹慎』みたいに言われることが多いじゃないですか。
でも、闘病や介護が長期になればなるほど、そういう時間を作って休息して、元気を蓄えるって大事だと思います。
私も頑にならず、もっと早くに思いきって息抜きをすればよかった、、、って思います。
やっぱり、普段と違う環境で考えることって、普段の環境と同じように考えても違う風に見えてくると思うんです。
普段の生活から解放される分、余裕が出てくるというか。
そういう目線で見えて来ることって、大事だと思うんですよね。
一生懸命になるとどうしても距離が近すぎて、本来見えるものも見えなくなってしまっていることが多いので。
介護したいから介護しているんであって、休息なんて必要ない!って言われたらそれまでなんですけど。
人の場合はそういうサービスもありますが、動物はどうなんでしょう。
信頼してお任せできる仲間とか、助け合いながら休息できるネットワークみたいなものがあればいいですね。
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チイをおもう日
3年前の8月21日、明け方。
私が二番目に保護した猫、チイが空へ還って行った日。
チイが亡くなって3年が経ったけれど、チイのことを思わない日はない。
むしろ、元気だった頃のときより、ずっとずっと頻繁にチイのことを思う。
小さな身体。
細い手足。
青になったり緑になったりする美しい目。
ヒャヒャヒャと小さく笑うような鳴き声。
少し湿ったようなヒンヤリした被毛。
目で、耳で、手の感触で。
私の五感はぜんぶでチイのことをいつでもはっきりと思い出せる。
チイを保護してすぐに動物病院へ連れて行って、避妊手術をお願いした。
当時うちには犬とチイより1年前に保護したミイがいて、おまけにうちは母子家庭。
これ以上動物は飼う自信がなかった。
避妊したチイを保護した場所にリリースするか、新しい飼い主さんを見つけるか、考えるので1週間時間をもらった。
そして1週間後。
チイは我が家の子になった。
避妊手術が終わってチイに会いに行ったとき、とても不安そうな顔で私たちを見ていたのがとても印象的だった。
チイはすごく人に慣れている子だった。
きっと理由があってあの場所に置き去りにされたんだろうなぁと思うと、もとの場所に戻せなかった。
猫の多頭飼いも、犬と猫の多頭飼いも初めてだけれど、まあどうにかなるか、、、と家に連れて帰ることにした。
しばらくケージ飼いをしたものの、鳴いたり不満そうな行動をすることは、一度もなかった。いつも大人しくちょこんと座り、「チイ」と呼べば必ず返事をした。
穏やかで大らかな性格だったからかすぐにうちの環境にもなれ、それから数ヶ月後にはうちに迷い込んできたちゃー坊を、最初はものすごく拒絶したものの、一度受け入れたら実の子のように可愛がった。
日本にいる間は、病気らしい病気は全くせず、問題も起こさず、本当に手のかからない子だった。
そんなチイが、イスタンブールに来て間もなく病気になった。
小さな身体がみるみる間に更に小さくなって行った。
最後も本当に潔かった。
自ら食べることを止め、私が仮眠をとったほんの1時間くらいの間に逝ってしまった。
当時を振り返ると、今の私ならもっと何かチイのために出来たと思うけれど、あの頃の私はトルコ語もほとんど分からず、生活も思うように行かず、自分のことでいっぱいいっぱいだった。
申し訳なかったなぁと。
でも、それ以上にチイからは沢山のことを教えてもらった。
控えめで、華奢な身体で一見大人しそうだったけど、でも本当はとっても遊び好きで誰よりも強くって、そして誰よりも愛情深かったね。
保護した仔猫の面倒もよく見てくれていたね。
人間が弱っているとき、いつも側にきて、寄り添って、じっと見守ってくれていたね。
みんなチイのことが大好きだったし、今も変わらず大好きだよ。
チイが愛情いっぱいで育ててくれたチャー坊は今口が痛くってちょっと大変だけど、私がしっかりサポートしているので安心してね。
大好きな大好きなチイ。
出逢えたこと、そして11年と2ヶ月ともに暮らせたことは、私の大切な宝物です。
ありがとう。
また会おうね。
Love you and miss you, Chie...
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ゆるりゆるりと
いやー、タイトル通り、ちょっと疲れが出て、先週はダウンしていました。
今日は猫の写真じゃなく、美しいイスタンブールの風景を。
ヨーロッパ大陸からアジア大陸を眺める。
ちゃー坊は前回ブログを更新してからしばらくは食べていたんですが、再び食欲が落ちました。
しかもまた4日。
というか、食欲が落ちているというよりは、食べられない。
一日、二日はちゃー坊も私もある意味『余裕』があるのですが、三日を過ぎてくると焦り始めます。
ちゃー坊もお腹が空いているので食べたくて、鳴いたり、恐る恐る口をつけてトライするのですが、痛みが襲って食べられず。
大好きなまぐろも、新鮮な鰹も鱸、卵も、お肉も、色々な食材を色々な形態で用意するも食べられず。
もちろんウェットフードもドライフードもグリニーズもダメ。
私は私で精神的に追い詰められている上、夜には不安が増して、暑かったということもあって熟睡できず。
そんなとき、突然のぐるぐるめまい。
そしてめまいに伴い吐き気、そして汗が噴き出したと思ったら、背筋に寒気。
しばらくじっとしているとめまいは少し治まってくるんですが、頭を動かすたび、ぐるんぐるん。
音と強い光、特に白い光で症状が悪化するので、そんなときは衣服をゆるめ、じっと目をつぶって過ごすしかありません。
3時間ほどすると症状も落ち着いて来たので、インドのホメオパスの先生に連絡をして、指示されたレメディを服用。
若い頃にかかったメニエール氏病かと思いますが、更年期なお年頃なので、それから来たものかもしれません。
いずれにせよ、最近は力まず気持ちをゆるめて、を心がけているものの、やっぱり疲れは見えないところで蓄積されているのだなぁ、、、と実感。
考えてみたら、私は学生時代は短距離の選手で、見えるゴールを目指すことが得意。
それとは逆に、ゴールが見えないマラソンは苦手。
そう、もともとスタミナがないのです、わたし。
『短距離選手のわたし』が常に私の本質にどーんと居座っているので、ちゃー坊の病いの症状がより強くなってからというもの、ずっと全速力で走っては、時々倒れ、少し体力が回復したら、また全速力で走るの繰り返し。
ちゃー坊の病いは例えれば、ゴールが見えないマラソンのようなもの。
それには何よりスタミナが大事、全速力で走っていては体力が持たない、そう気付いてからは、再びゆっくりと歩き出したんですが、気がつくとまた全速力で走ってる(笑)
でも今回ばかりは、弱音を吐きました。
頑張るけど、今までのようには走れないと。
走り方を変えなくては、身が持たない。
何だか悔しいような、悲しいような複雑な気持ちでオイオイと泣きましたが、もうキャパがいっぱい!という私の身体と心の声を聞いた瞬間でした。
もっと大らかに、というか、ちょっとは走れよ!って言われるくらいどーんと構えていたいなぁ、と思うんですが、これって私の本質とは真逆のエネルギーなので、そうそう簡単には行かないのですよね。
まあ、それでもそれに気付いている今は、暴走しかけているときには息があがる前に「あ、まずい!」と速度を緩め、ネガティブな思考に引っ張られそうなときは深く呼吸をしています。
ゆるり、ゆるりと行きたいものです。
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現代医学の限界を感じるとき
先日、ホメオパシーのセッションの前に、ちゃー坊の口の中を見てもらいに獣医さんへ行ってきました。
というのも、食べなくなった途端、ぬるぬるしたヨダレがあまりに大量に出るので、炎症の他に、もしかしたら口の中に異変があるのではないか、と気になったのです。
結果、心配していたようなものはなく、未だ続いている口の中の炎症によるもの、ということでした。
その前日からご飯を食べ始めたものの、それまで4日間食べなかったと報告すると『メタカム』というシロップ状の鎮痛剤を使いましょう、とのこと。
もしそれでもダメなら、注射で痛みを抑えるしかない、今はそこまでしかできない、夏の暑いときには、炎症性の疾患の症状が重くなるので、きっと天候が涼しくなれば治まるはず、と獣医さん。
つまり、今出来る治療は、痛み止めで痛みを抑え、体力を落とさないために食べさせるだけ。後は、炎症を悪化させているであろう天候が和らげば、症状が良くなるかもしれない、ということ、です。
もし涼しくなっても症状が治まらなかったら?とは聞きませんでしたが、そうなった場合は対処療法で対応していくしか方法はなく、恐らく一生何らかの薬を使い続けなくてはならなくなると思います。
もちろんそれを選択することも一つですが、私は自分自身もですが、薬に頼らない方法を選びました。
症状がとても悪くなる度にすごく揺れることもありましたが、これもバイタルフォース(生きる力)が正常に機能しているからのこと。
また不快に感じているであろう炎症も、身体からの訴えを聞いて解決するために、必要なもの。
病いの症状は、痛かったり、痒かったりと、ほとんどの場合不快なものですが、全ての訴え【症状】には根っこ【原因】があり、その根っこにある問題を解決するには、問題の深さにもよりますが、ある程度の時間と忍耐が必要なのです。
この半年間に4回の全身麻酔、鎮痛剤・抗生物質・ステロイドの投与、そして頻繁な通院と、身体にも心にもこれまでにないほどのストレスを受けたちゃー坊。
それを今、自分の力で身体に不必要なものを一つ一つ身体から出して、本来の健康を取り戻そうとしているところ。
口の痛みや不快感から口元を引っ掻く姿はとても痛々しいですが、それでもそれに堪え、一生懸命食べて、乗り越えようとしていると思うと、命の強さを実感し、ただただ感心するばかりです。
主役はちゃー坊。
先生も私もこの病いを治すことはできません。
私たちはただ、そんなちゃー坊を見守り、観察し、先生はちゃー坊の生きる力を後押しするレメディを見つけ、私は新鮮で美味しそう!と食欲をそそるご飯を用意し、身体をマッサージしたり、励ましたりしながらサポートしていくだけ。
そしてそれに加えて何よりも大切なのは、『愛』。
また、ちゃー坊の生きる力を信じ、笑顔で元気をおくること。
一緒に暮らす大切な家族が病気になり、それが難しい病気だったり、思った以上に治療が長引いたりすると、どうしても気持ちも重く、暗くなりがちです。
でもそんなときだからこそ、努めて明るく、笑顔でサポートすることが大切なんだと思います。
そんな中、日本からトルコに遊びに来た友だちにお願いして、こんな本を持って来てもらいました。
決定版 犬・猫に効くツボ・マッサージ 指圧と漢方でみるみる元気になる
- 作者: シェリル・シュワルツ,根本 幸夫
- 出版社/メーカー: 世界文化社
- 発売日: 2011/08/20
- メディア: 単行本
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興味深く、かつ色々と参考になる内容が盛りだくさん。
楽しく読んで、マッサージの参考にさせていただきます。
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B.E.A.M.をみる
今日は少し和らいでいますが、熱波がやってきて、暑かったのですよ、イスタンブール。
スイカ8.5キロ、つー5.2キロ。スイカは6分の1ほどは食べ、あとはスイカ糖にしました。
イスタンブールに来たばかりの頃は、トルコ人が「イスタンブールは蒸し暑い!」と言っているのを聞いて、『いやいや、こんなの蒸し暑いうちにはいらないでしょ?』って思っていたんですが、最近は「もしかしたら日本と同じくらい暑いんじゃないか?」って思ってしまうほど、イスタンブールの夏を蒸し暑く感じるようになってしまいました。
こう暑いと、食欲は落ちるし、冷たいものばっかり飲んだり食べたりで、身体が冷えることで内臓の働きが落ちてまた食べてくない、、、という、悪循環に陥りがち。
日本だと、ここで麺類とか鰻とかお寿司とか、暑くっても食べたくなるものがあるんですが、トルコの夏のお料理で思いつくものと言ったら、ジャジュックっていうヨーグルトとキュウリのスープみたいなものくらいでしょうか。
あとは、スイカくらいかなぁ。
ってスイカはお料理じゃないし、どこの国にもありますが(笑)
人間がこんなだと、猫も同様、食欲が落ちます。
ちゃー坊も、せっかく食欲が出て来て、おおーっ!って言うくらい食べていたんですが、熱波の到来とともに、また食べなくなってしまいました(涙)
食べないと、心配じゃないですか。
だって、食べること=生きること、ですから。
この病いを患うようになって、食べたり食べなかったり、安定したかと思ったら不安定になったりを繰り返しているので、その状況に私自身も大分慣れてきてはいるのですが、実は今回、丸4日食べなかったのです。
丸4日って、、、
ちゃー坊、断食道場に行けちゃいます。
って今だからそんなジョークも言えますが、その最中には『絶望』という言葉がちらついたほど。
だってですね、トルコは食材のオプションも日本に比べたらずっとずっと少ない上に、偏食に拍車がかかっている今、口にしてくれるものを見つけるのに、ホント苦労しているのです。
日本で同じような症状を持つ猫さんたちの情報交換の場を見ても、日本は魚介類だって種類が豊富だし、チュールとかその他のおやつ類やサプリメントも沢山ある。
羨ましい限りです、本当に!
けれどそんな状況の中でも、とても不思議なこともあるのです。
食べていないけれど、ちゃー坊から『力』を感じるんです。
なんて言うか、暑いし食べていないからだるそうにはしているけれど、衰弱している風には見えないみたいな。
これまで具合の悪いときは、クローゼットやソファの下に一日中籠りがちだったのですが、この4日間はひとりで隠れるように籠ることはほとんどなく、起きている時間も増え、撫でると喉を盛大にならしてご機嫌だったり。
これまでちゃー坊のお兄さん猫のミイとお姉さん猫のチイを見送っていますが、旅立つしばらく前から感じていた『生きてはいるけれど魂がはがれててしまった』ような感覚を、ちゃー坊からは全く感じません。
ちゃー坊は現在ホメオパシーの治療を受けていますが、先生からは病気の症状もですが、それ以上にB.E.A.M.という症状について、必ず、毎回、訊ねられます。
このB.E.A.M.とは、
B=Behavior(行動)
E=Energy(エネルギー)
A=Appetite(食欲)
M=Mood(気分)
もう少し具体的に言うと、
・グルーミング、爪とぎ、遊んだりなど、元気なときの行動をしているか
・エネルギーを感じるか
・食欲はあるか
・機嫌はよいか
先生は、顕在化している症状が悪くても、このB.E.A.M.に改善が見られれば、Very Good!と言います。
このB.E.A.M.から見えてくるのは、その子の全体像です。
病気のときはついその症状ばかりに焦点が向けられてしまいますが、慢性的な疾患はその『部分』だけに存在しているのではないのです。
ちゃー坊の場合、術後しばらく痛み止めを使っていたので食べることはできましたが、その食欲のA以外の、行動、エネルギー、機嫌は全てにおいてとても低下していました。
しかし食べなかったこの4日間は、『食べる』ことはできませんでしたが、食べ物には常に興味を示すなど、『食欲』がある素振りも見せていました。
それが証拠に、この時期手に入らない、大好物のマグロを近所の魚屋さんで奇跡的に見つけ差し出したときは、痛みや不快感にもめげずに食べました。
食べることを諦めないということは、生きる気力がまだまだあるということ。
何だか、頑張っているちゃー坊に気弱になった自分が、とても恥ずかしかった、、、
ごめんよー、ちゃー坊!
食餌ができるようになった日の朝は獣医さんの診察を受け、夜にはホメオパスの先生とのフォローアップがありました。
続きます。
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